懸賞
そこは真っ白で、どこまでも暗い世界だった。
幾十もの刃が、幾百もの殺意を引っさげ、
一筋の刀が、ただ、その答えだけを支えにソレを薙ぎ、
故に彼の戦いは、いつまでも終わらず、
故に、戦いを終わらせたのは唯一の過ちで、
だから最果てのその地に、
世界の終わりのその地に、
理想や願望、凶器さえ残らず、
在ったのは、
折れた志と、幾千もの罪。
最果てのその地。
世界の終わりに彼女が見たものは、
やはり真っ白で、どこまでも―
■Prologue
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